ガチ星
©2017空気 /PYLON
上映情報
日時 | 4月19日(木)18:50〜 |
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会場 | 桜坂劇場 ホールB |
登壇 | 安部賢一、江口カン監督 |
チケット | 無料 |
ストーリー
濱島浩司、39歳。8年前はプロ野球選手として活躍していたが、戦力外通告を受けて以降、生活は荒れる一方。それが原因で妻や息子と離れた濱島は、故郷の北九州で、親友の居酒屋を手伝うことに。相変わらずパチンコや酒に溺れ、挙げ句に親友の妻と浮気するなど自堕落な生活が続く中、濱島はなじみのラーメン屋で、競輪選手になることを勧められる。
「40歳以上でも入学できる」と聞き、競輪学校に入学した濱島を待っていたのは、教官からの猛烈なしごきと、20歳以上も歳の離れた若者たちからのいじめだった。持ち前の負けん気で過酷なトレーニングに何とか食らいつき、いじめにも屈しない濱島。だが一方で自堕落な生活からは抜け出せず、成績は一向に振るわない。
崖っぷちな状況をみずから招いていた彼は、ある日同郷の同級生、久松孝明の存在を知る。他の生徒とは違い、圧倒的な成績を残す彼は、弱った母を施設に預け、帰る場所をなくしてまで競輪にかけていた。「これしかねえっちゃ」。
ひとり黙々と自転車を漕ぐ久松の姿に吸い寄せられた濱島は、見失った本当の自分を取り戻すために立ち上がる——。
作品解説
俳優陣が本物の競輪学校で特訓合宿を行った競輪シーンは、圧倒的なリアリティを生み、人生を背負った男たちがぶつかり合う姿はまさに“ガチ”! 変わりたい。ただ頑張り方が分からない---。根性なしの主人公が不器用にもがく姿に、きっと最後は応援したくなるはずだ。
競輪発祥の地である福岡県の小倉を舞台にした本作のメガホンをとったのは、福岡発ドラマ「めんたいぴりり」の演出力が評価され、東京五輪招致映像のクリエイティブディレクションを務めるなど注目のクリエイター、江口カン。今回が満を持して商業映画デビューとなる。
キャスト
安部賢一
福山翔大
林田麻里
モロ師岡
博多華丸
監督・作品データ
監督 | 江口カン |
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監督プロフィール | 福岡生まれ。九州芸術工科大学 画像設計学科卒業。1997年KOO-KI共同設立。ドラマやCM、短編映画などエンターテインメント性の高い作品の演出を数多く手がける。 |
脚本 | 金沢知樹 |
撮影 | 許斐孝洋 |
プロデューサー | 森川幸治、瀬戸島正治 |
国 | 日本 |
制作年 | 2017 |
コピーライト | ©2017空気 /PYLON |