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レポート2018.04.20美しい風景と、人々の優しさがにじみ出た2作品。地域発信型映画『ネバーエンディングジャーニー』『船長さんのかわいい奥さん』舞台挨拶

4月20日(金)、那覇市のよしもと沖縄花月にて、地域発信型映画『ネバーエンディングジャーニー』と『船長さんのかわいい奥さん』の上映と舞台挨拶が行われました。地域発信型映画は「自分たちが住む街の魅力を発信し、地域を活性化させたい」という地元への熱い想いを、映画を通じて実現するプロジェクトです。

『ネバーエンディングジャーニー』からは、福島で活動するお笑いコンビ、パチッコリンのムッシュ・サイトーさんの他、市川こいくち、ゆにばーすのはら、川村清人監督が登壇しました。

本作品は日本人とロシア人の女子大生3人が「赤べこ」発祥の地、福島県柳津町を旅するストーリーです。川村監督が「柳津町は豪雪地帯で、一番雪の多い1月末に撮影をしたので、雪と寒さとの戦いでした」と撮影の様子を述べると、ムッシュ・サイトーさん、市川こいくち、ゆにばーすのはらは口々に「柳津町はとても観光のポテンシャルが高い地域で、赤べこ、あわまんじゅう、温泉と見どころがたくさんあります」とPR。ゆにばーすのはらは、あわまんじゅうがとても気に入った様子で終始「あわまんじゅうイエーイ!!」と雄叫びをあげ会場を沸かせていました。

川村監督は「福島県は震災の影響が大きい地域でしたが、今はとにかく活気にみなぎっています。まだ来たことがない方はぜひ訪れてみて下さい」とアピールし舞台挨拶を締めくくりました。

その後、『船長さんのかわいい奥さん』からは澁谷麻美さん、バンビーノの石山大輔、張元香織監督、撮影地となっている今治市のフィルムコミッションから髙橋真那美さんが登壇しました。

本作品は愛媛県のとある島に住む内航船の船員の夫と妻の穏やかな生活を描いた物語です。張元監督は「3ヶ月乗船し、1ヶ月陸で休暇を過ごすという内航船の船員という職業を知らず、内航船の船員が撮影した写真集を見てこれだと思いました」と作品制作のきっかけを話し、「景色の美しさもそうですが、島の人々の生活習慣などを映画を通して知って欲しい」と述べました。

また主演をつとめた澁谷さんは「島に馴染むことが一番の仕事だと思ったので島の人たちとコミュニケーションを取ることを心がけましたが、人も良くて島全体が温かく、撮影中は自分のふるさとにいるような感覚でした」と話すと、作品に登場した愛媛県出身のバンビーノの石山は「方言がとっても上手!素晴らしかった」と澁谷さんを大絶賛。会場からも大きな拍手が送られ、終始なごやかな雰囲気の中、舞台挨拶は幕を閉じました。