特別招待

ワールドプレミア 洗骨

ⓒ2018『洗骨』製作委員会

上映情報

日時 4月21日(土) 17:50〜 ※4月16日(月)より先行販売
会場 ミハマ7プレックス
登壇 奥田瑛二、筒井道隆、水崎綾女、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)、照屋年之監督
チケット 有料
※登壇者(講師など)は、決定次第随時更新いたします。なお、登壇者は予告なく変更する場合がございますので、予めご了承ください。

ストーリー

洗骨――。
今はほとんど見なくなったその風習だが沖縄諸島の西に位置する粟国島などには残っている。
粟国島の西側に位置する「あの世」に風葬された死者は、肉がなくなり骨だけになった頃に掘り起こされ、縁深き者たちの手により骨をきれいに洗ってもらうことで晴れて「この世」と別れを告げることになる。
沖縄の離島、粟国島・粟国村に住む新城家。
長男の新城剛(筒井道隆)は、母・恵美子(筒井真理子)の“洗骨”のために4年ぶりに故郷・粟国島に戻ってきた。
実家には、剛の父・信綱(奥田瑛二)がひとりで住んでいる。生活は荒れており妻の死をきっかけにやめたはずのお酒も隠れて飲んでいる始末。
そこへ、名古屋で美容師として活躍している長女・優子(水崎綾女)も帰って来るが優子の様子に家族一同驚きを隠せない。
様々な人生の苦労とそれぞれの思いを抱え、家族が一つになるはずの“洗骨”の儀式まであと数日、果たして彼らは家族の絆を取り戻せるのだろうか?

《“洗骨(せんこつ)”とは》
一度土葬あるいは風葬などを行った後に死者の骨を海水や酒などで洗い、再度埋葬する葬制。
衛生的に問題があるうえ、肉親の遺体を洗うという過酷な風習であるため沖縄本島では戦後消滅したとされている。しかし、沖縄の一部の離島で現存していると言われており沖縄における洗骨の意味は、洗骨されないうちでは死者は穢れていて神仏の前に出られないという信仰があるためだという。

作品解説

初の長編監督作品『南の島のフリムン』(09)で好評を得て、その後も精力的に様々な作品を生み出している照屋年之(ガレッジセール・ゴリ)監督が手がけた短編『born、bone、墓音。』は、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2017ジャパン部門賞グランプリ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017観客をダブル受賞。そしてその短編を原案に【洗骨】という風習を通して生まれる家族の絆、親から子へと新たな「命」を繋ぐバトンを描いた家族の物語。

日本を代表する名優・奥田瑛二、日本映画界に欠かせない実力派俳優・筒井道隆、カンヌ国際映画祭出品作『光』で堂々の主演を演じた水崎綾女らが集結して、コメディの中にも最後にはホロリとさせるハートフルなファミリー・ドラマが誕生しました。

キャスト

奥田瑛二
筒井道隆
水崎綾女
大島蓉子
坂本あきら
鈴木Q太郎
筒井真理子

監督・作品データ

監督 照屋年之
監督プロフィール

芸名:ガレッジセール・ゴリ。1972年5月22日生まれ、沖縄県那覇市出身。日本大学芸術学部映画学科演劇コースを中退後、中学の同級生だった川田広樹とお笑いコンビ、ガレッジセールを結成。
テレビ番組を中心に活躍し、2005年には「ゴリエ」のキャラクターで大ブレイクし、「第56回NHK紅白歌合戦」では歌手として出場。
その後は、俳優としても活躍の場を広げ、NHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」では主人公の兄役を好演。
06年、短編映画『刑事ボギー』で監督デビューを果たす。『born、bone、墓音。』(16)は、ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)2017のジャパン部門賞のグランプリ、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2017でも観客賞を受賞するなど高い評価を受け、芸人、俳優、映画監督と多岐に渡り、活躍している。

脚本 照屋年之
撮影 今井孝博
音楽 佐原一哉
日本
制作年 2018
コピーライト ⓒ2018『洗骨』製作委員会