ワールドプレミア 10カウントは聞かない~カンムリワシを育てた男~
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上映情報
日時 | 4月22日(日) 10:40〜 |
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会場 | テンブスホール |
登壇 | 川田広樹(ガレッジセール)、土方浄監督 ※具志堅用高、比嘉大吾の登壇は都合によりなくなりました。 |
チケット | 無料 |
ストーリー
故郷・沖縄で二度目の防衛戦を初回KOで飾った比嘉大吾。試合後彼が手に持ったのは昨年死去した沖縄アマチュアボクシング界の名指導者、金城真吉の遺影だった。
彼の本職は消防士だが、40人余りの高校王者を育てた。その指導は厳しいの一言。そんな指導を受け、初のインターハイ王者になったのが具志堅用高。心技体そろった真吉が理想とする選手だった。
真吉は彼に五輪選手を期待し大学進学のお膳立てをするが、具志堅はプロに「攫われ」てしまう。監督に詫び、“世界を盗る”と約束した具志堅は、2年後、本当に世界のベルトを手にする。
凡そ10年後、1987年の海邦国体は真吉にとって勝たなければならない重要な大会だった。その数年前、真吉は地方から出てきた子供たち満足に食事をしていないことを知る。真吉は新たに建てた自宅を改造してリングと寮を作る。寮生の食事の面倒や怖い真吉に言えないことを聞くのは妻の清子。寮生の中には「やんちゃ」な子供も多かった。しかし真吉は「チャンピオンになれなくても、社会に出て恥ずかしくない大人にする」と進んで受け入れた。
そんな真吉の指導も時代の流れの中、王者を作れなくなった。追い打ちをかけたのが妻・清子の急死だった。そして2014年。真吉はジムを閉めた。
その後、病を得た真吉。しかし最後の最後まで彼のボクシングへの情熱が消えることはなかった。
作品解説
アマチュアボクシングの指導者として、興南、沖縄尚学の二校で指導。比嘉大吾の師である”カンムリワシ”具志堅用高をはじめ、40人あまりの全国チャンピオンを育ててきた名伯楽。
その男の名は金城眞吉。彼が伝えたかったことは何なのか。何を残したのか。教え子たちのインタビューや、本人の生前の声から見つめる。
キャスト
金城眞吉
具志堅用高
比嘉大吾
ナレーション:川田広樹(ガレッジセール)
監督・作品データ
監督 | 土方浄 |
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監督プロフィール | 1981年アナウンサーとして琉球放送入社。以来スポーツ・報道畑を歩き、野球・サッカー・ボクシング・ゴルフなどの実況を担当。 |
撮影 | 島袋賢 |
国 | 日本 |
制作年 | 2018 |
コピーライト | ©琉球放送株式会社 |