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レポート2018.04.19まるでタイムトラベル体験?!「デジタルで蘇る8ミリの沖縄」上映イベント

4月19日(木)、那覇市のよしもと沖縄花月で「デジタルで蘇る8ミリの沖縄」の上映&トークイベントが行われました。シネマラボ突貫小僧の當間早志監督と沖縄アーカイブ研究所の真喜屋力さんが、8ミリカラー映像の案内人として登壇しました。

まだモノクロが主流の1950年代から70年代にかけてカラーで撮られた貴重な沖縄の映像が見られるとあって、観客はもちろん、MCの大自然とありんくりんの2組も楽しみな様子。真喜屋さんが「今回のコンセプトは8ミリで昔のカラーを見られること」と説明し8ミリの実物フィルムを見せると、想像以上のフィルムの細さに会場からは驚きの声があがります。

「ライブ感覚でやる上映なので喋っても、いきなり質問してもOKです。ライブを楽しんでください!」と當間監督が会場の空気を和ませ、いよいよ上映がスタート。上映中「これはどこかわかる人いますか?」と会場に投げかける當間監督。突然の難題にざわめく会場で、當間監督がGoogleのストリートビューに照らし合わせてみると今なお残っている建物が映し出されます。小さく写り込んだ映画の看板から何年のフィルムで、どこで撮られたものなのかを推理し、地道に検証を行う當間監督と真喜屋さんの執念の考察に会場からは拍手が起こります。

フィルムに写る昔の姿と、ストリートビューの現在の姿を交互に見られるのでイメージがしやすく、まるでタイムトラベルをしているかのよう。本土復帰前の那覇の様子が映し出されると、ありんくりんのクリスは「このときはまだアメリカってこと?!」と驚いた様子でした。合計11本もの8ミリフィルムを上映しましたが、「上映したいフィルムがたくさんあるので来年もまた上映したい!」と次回開催に向け意気込みを語る當間監督。真喜屋さんも「70時間分位の古い映像が集まっているので機会があったらまた上映したいですね。」と意欲を見せ上映イベントは終了しました。