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レポート2018.04.21主人公の男子高校生にキュンキュン!インドネシアの大ヒット映画「Dilan1990」舞台挨拶

4月21日(土)、那覇市の桜坂劇場ホールBで特別招待『Dilan1990』の上映と舞台挨拶が行われ、ファジャール・ブストミ監督が登壇。また、加藤ひろあき、しずる、ライスの他、インドネシア住みます芸人でザ・スリーの濱田、そこらへん元気が応援ゲストとして登場しました。

本作品は、1990年のインドネシアの高校を舞台に繰り広げられる純愛物語。インドネシアでは、公開から10日間で400万人以上の観客動員を記録し、これまでに650万人を動員した2017年最大のヒット作。

この大ヒットについてブストミ監督は「主人公の男子高校生が乗っているバイクの値段が10倍以上になっている」と語り、もはや本国では社会現象にまでなっていることに喜びの表情を浮かべていました。

この日、監督の通訳も務めたインドネシア在住の加藤は、この映画を現地で見て「主人公ディランの甘い言葉にめちゃめちゃキュンキュンした!」と女子目線でのコメント。しずるからは「キュートな手紙のアプローチを続けるディランのチャレンジングスピリットが凄い」と、日本人ならすぐにあきらめるようなディランの行動力に感動した様子。

また、ディランのコスプレで登場して会場の笑いを誘った、そこらへん元気からは、「インドネシアのお客さんはリアクションが大きく、甘い言葉にヒューヒュー!と歓声が上がった」と、静かに映画を楽しむ日本とは違う現地の映画館の様子も伝えられました。

作品のキャスティングについて監督は「主人公の男子高校生役のオーディションに大勢の俳優が詰めかけたが、原作者の目にとまったのが彼だった」と告白。また、今回の上映は、沖縄県内の高校生を招待し、海外の作品を通して他国の文化や習慣、世界のエンターテインメントを体感してもらう「第10回沖縄国際映画祭 グローバル教育連携プグラム」の一環として実施され、招待された高校生たちも一緒に映画を楽しみました。

その高校生の一人から「なぜ映画監督への道を進んだのですか?」と監督へ質問が上がると、「芸術が好きで、何かを人に伝えるのが好きだった。そして、ポジティブなメッセージを届けてひとりでも多くの人を幸せにしたい。それを実践できるのが映画監督だと思った」と、監督になった思いを感慨深げに答えていました。

質問した男子高校生には、世界に22枚しかないという特製Tシャツの1枚がプレゼントされ、「このシャツは私が認めた人にしがあげられない」と監督からのコメントに喜びの表情で受け取りました。

最後に監督から「沖縄の人柄や気候が好き。インドネシアとも近いので、お互いにいい関係が築いていけたらと思います」そして、「インドネシアのいい空気を感じに遊びに来てほしい」と呼びかけました。