レポート2018.04.21とろサーモン・村田のいかつい役作りは実の兄貴を参考に!?『牝猫たち』上映会
4月21日(土)、那覇市の首里劇場にて桜坂映画大学 新時代ロマンポルノ科『牝猫たち』が開催され、講師のなだぎ武、レイザーラモンHG、とろサーモンのほか、司会のバッファロー吾郎の竹若元博が登壇しました。
本作は、『凶悪』(2013年)、『日本で一番悪い奴ら』(2016年)に続く、白石和彌監督の最新作で、オリジナル脚本で挑むロマンポルノです。現代社会をたくましく生きる女性のいまをジャーナリスティックな視点で捉え、名匠・田中登監督の『牝猫たちの夜』(1972年)にオマージュを捧げた作品となっています。
上映会では、3人も客席に降りて観客と一緒に映画を鑑賞します。なだぎは「みんなで一緒にポルノ映画を観ようという企画はなかなかない!」と自身初めての体験が楽しみで待ちきれない様子。HGより「ロマンポルノ フォー!!!」と高らかに開会宣言がされると会場から拍手が沸き起こりましたが、なだぎは「笑いは一切なし!拍手のみとなっております!」とすかさずツッこみを入れました。
上映後には、とろサーモンの2人も加わって再び登壇します。本作に出演しているとろサーモン・村田秀亮は出演オファーが来た際、「出ます!」と即答したそうですが、「まさかこんなにガッツリと濡れ場が入っているとは思っていなかった」と困惑したことを明かしました。一方、久保田は自身の登場シーンについて触れ、リハーサルで演者とひと悶着を起こした話に観客からは笑いが沸き起こりました。
実は村田は会場後方から映画の上映を観ていたらしく、久保田が「ホットドックを食べながら自分の濡れ場を見ていた」と暴露すると、「なかなかサイコだな!」と舞台上は総ツッコミ。監督からも絶賛された村田の演技に関して、周りから「いかついシーンは(村田の)兄貴を思い出した」と言われると、村田も「あれは兄貴ですね。42歳でまだヤンキーですから」と打ち明け、会場から笑い声が上がりました。
最後に村田は「濡れ場のシーンはあるけど、(人間模様が描かれた)すばらしい映画ですので、周りの友人に勧めてください」と観客に呼びかけ、上映会は幕を閉じました。