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レポート2018.04.22芸人たちの中国映画界進出決定!?『リメンバー・ミー』舞台挨拶

4月22日(日)、那覇市の桜坂劇場ホールCで特別招待の中国映画『リメンバー・ミー』の舞台挨拶と上映が行われ、ポン・シャオレン監督が登壇。応援芸人として、ペナルティ、大自然、なだぎ武、バッファロー吾郎・竹若元博と、台湾在住で中国語が堪能なアジア住みます芸人・漫才少爺が登壇しました。

本作品は、中国映画の黄金期を知る女優の黄宗英(ファン・ゾンイン)が実際に出演しており、彼女とその夫である伝説的俳優・趙丹(チャオ・タン)へのオマージュをベースに、上海の現在を生きる若き映画人の恋と夢を重ねて描いた物語です。

ポン・シャオレン監督は「すでに90歳を越えている黄宗英さんにお会いして、当時の女優の方々の思いを上海の歴史と併せて自分の映画で表現したいと思いました。また、この映画は上海のレトロな部分と現代のイメージを合わせて作っていて、その中で石庫門という上海ならではの建築様式を再現しました」と通訳を介しながら、この映画へ深い思いやさまざまな背景を詳しく語りました。

続いて、ペナルティ・ヒデが「僕は見終わったあとに切ない気持ちになりました。自分も夢を追いかけていた時期があって…その当時の彼女との別れがあったりしたので」とストーリーへの思い入れを語ると、なだぎ武からすかさず「おまえの過去の話はどうでもいいんだよ!」とツッコミが。また、ブルース・リーの顔まねをしたワッキーに監督からまさかの「筋肉見せて!」のリクエストがあり、会場は笑いに包まれます。

さらに、なだぎ武が上海好きをアピールして監督に映画出演を逆オファーすると、「中国語をネイティブぐらい話せるようになったらOK」、竹若がDIYの腕を活かして大道具で参加したいと言うと「美術監督に相談してみます」と、芸人たちの中国映画への進出を後押しするようなコメントも飛び出して、会場はすっかり盛り上がりました。

そして、改めて監督は、中国映画の歴史と上海の魅力が詰まったこの映画の魅力を語り「ぜひ、皆さんに見ていただいて好きになってほしい」と呼びかけました。