4月20日(金)、那覇市の桜坂劇場ホールCで『ドーベルマン刑事』の上映とトークイベントが行われ、主演の千葉真一さんと映画評論家の世良利和さんが登壇。応援ゲストに桂文枝、なだぎ武、品川祐(品川庄司)、藤原一裕(ライセンス)が駆けつけ、清水圭がMCを務めました。

千葉さんの「映画祭を通じて沖縄のみなさんに会えるのを毎年楽しみにしています。最後までみなさんとエンジョイしたいと思います」との挨拶に会場は一気に盛り上がります。なだぎが「あの頃のギラギラしてた東映の泥臭いにおいがプンプンした映画ってなかなか見れないので、懐かしいなぁと思いながら見させていただきました」と挨拶すると、藤原は「僕、77年生まれなんですけど、生まれ年の映画の主演の方と居られるという不思議な縁を感じて嬉しいです」とコメント。品川は「子供の頃から(千葉さんに)会えるのを楽しみにしていた！」と、千葉さんとのトークイベントに感激している様子でした。

千葉さんは「ドーベルマン刑事をやらないかって言われた時に『ぼくじゃないでしょ、松田優作さんとかのほうがいい』って言ってたら、漫画の原作とかなり違う脚本があがって『これならできるかもしれない』と思った」と当時の意外なエピソードを披露。

また、原作と違いアグー豚が登場する理由について、「沖縄と内地の長い歴史から、深作監督の憤りと深いメッセージが込められているんです」という千葉さんの説明に、「なんでドーベルマンなのに豚なんだろう？と思っていました」と品川も納得した様子。文枝師匠が「あれ一匹の豚ですか？」と千葉さんに質問すると、「一匹です。撮影中に大きくなっちゃって…」との答えに会場は笑いに包まれました。

さらに文枝師匠から健康の秘訣を聞かれた千葉さんが「来年で80歳ですけど、自分では56歳くらいかなと思ってる。とにかく体を動かして汗をかいて毒素を出すこと！」とアドバイスすると会場からは大きな拍手が。千葉さんは去り際に観客からの握手に快く応じるなど、終始和やかな雰囲気でトークショーは終了しました。

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