イベント2018.04.20知ってびっくり!ロシアはアニメ大国だった!
4月20日(金)、那覇市に4月に開校したばかりの沖縄ラフ&ピース専門学校を会場に、アニメ講義「ロシアアニメのいま」が行われました。
初めに、在日ロシア連邦大使館公使のビリチェフスキー・ドミトリーさんが「日本に一番近い隣国から来ました」と日本語で挨拶。通訳兼、今回のプレゼンテーションを担当するナターリア・ユルカーノヴァさんも日本語で挨拶を行いました。続いてゲストとして天津・向清太朗、桜 稲垣早希が紹介されました。
まずはナターリアさんから、映像・スライドを交えながらの解説です。
「ソ連・ロシアのアニメは1936年、小さなスタジオから始まって、当初は動物キャラが多かった。戦後は人間の主人公も登場し、クレイアニメや人形ものが発展、若者向け教育コースも始まり、数多くの受賞作が出ました。ソ連崩壊後は一時縮小します。でも、個人スタジオができて、新しいジャンルや3D、CGの技術も取り込んで進化しています」とロシアアニメの過去と今が語られました。
天津・向は「発展のスピードが速いですね。崩壊があったのに思いが強いと感じます」と感想を話します。また、アニメ制作をしているテレビ局では、一般の人からもストーリーの投稿を受け付けていることを聞くと、「送っていいですか!? 日本語ですが、オリジナルがあるんです。ナターリアさんに翻訳していただいて…」とノリノリの提案。
桜 稲垣早希は「国が誇る文化なんだなぁと。そこは日本と似てますね」と感慨深げに話し、さらに「アニメのグッズもありますか?」と興味はグッズへ。ナターリアさんは「あります。明日4月21日(土)に上映する『3人のヒーローとエジプトの王女さま』(ロシアで広く知られている昔話をもとにした人気アニメ)はグッズをたくさん売っています。馬のキャラクターがすごく人気!」と教えてくれました。
また、自身もアニメの声マネやコスプレをする稲垣だけに、「ロシアではアニメのモノマネをする人はいますか?」と質問。ナターリアさんによれば「もちろんいる」そうで、前出の『3人のヒーローとエジプトの王女さま』であれば、なんと「馬」という気になる答えが聞けました。
最後に公使が、「今回はご招待ありがとうございました。明日ぜひ見に来てください」という言葉で締めくくり、有意義な時間となったアニメ講義は終了となりました。