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レポート2018.04.22「笑顔のまんま」で大団円!悪天候を吹き飛ばす島ぜんぶでおーきなバンドのエンディングライブ

4月22日(日)、那覇市の波の上うみそら公園ビーチステージにて、映画祭のオールエンディングとなる「エンディングライブ 島ぜんぶでおーきなバンドステージ」 が行われ、MCのガレッジセール、そしてかりゆし58を中心に県内外で活躍する沖縄のアーティストによる映画祭のための「島ぜんぶでおーきなバンド」が出演しました。

日中は雷が鳴り響くほどの悪天候に見舞われ、ライブ開始の挨拶ではゴリが「実は中止の可能性もあった」と衝撃の告白。しかしエンディングライブ開始時間になった途端雨が止み始めると、バンドのリーダーを務めるかりゆし58の前川真悟さんは「遊び心は天気に負けない!」と、高らかに開催を宣言しました。またスペシャルゲストで桂文枝が登場。「エンディングライブにいらっしゃーい」の掛け声に、客席から大きな歓声がわきました。

「いくぞー!」と前川さんの声を皮切りに、きいやま商店が登場し、「ドゥマンギテ」が流れると観客はすぐさまスタンディングでノリノリに。続いて夏川りみさん、インドネシアで活躍する加藤ひろあきが熱唱し、パフォーマンスを繰り広げます。

そんな中、ET-KINGの「ギフト」のイントロで流れると空気が一変。第7回開催時にも出演し、今年1月に38歳の若さでこの世を去ったいときんさんを偲び、友人の前川さんが天に向かって歌声を届けようとする姿に会場からは大きな拍手が響きました。

そして前川さんが「溜め込んでいるエネルギーを爆発させろー!」と叫ぶと、すぐさまボルテージがアップ。アルベルト城間さん、BEGINさん、島袋寛子さんが登場し歓声がわくと、「島唄」「オジー自慢のオリオンビール」「勝利のうた」、そしてSPEEDの名曲「Body & Soul」が流れ、熱気は最高潮に。ライブ中に電話が鳴る演出で登場したMONGOL800の上江洲清作さんが、かりゆし58の代表曲「オワリはじまり」を口ずさむと、アーティスト、観客ともに大合唱しはじめ、会場全体が音楽の力で大きな輪を生み出しました。

終盤にはよしもと芸人も登場。MCのガレッジセール・川田から「あの方からメッセージが届いています」と紹介されると、スクリーンに明石家さんまが登場。「沖縄国際映画祭いかがだったでしょうか。気がついている方もいると思いますが、どんどん規模が小さくなってきています。来年は小ホールで、再来年は民家でやるかもしれませんが、こうした縁でございますので、第11回以降も続けていただき、吉本としてはやめられないというのが本音らしいので、皆さんの力でもう一度、(会場を)宜野湾に戻していただきたいと思っています」と、さんまらしい辛口なエールが送られました。すかさず川田が「来年も4月19日から22日の日程で開催されます」とコメントすると、会場は拍手に包まれました。

第10回の記念の年となった今回の沖縄国際映画祭。名残惜しさを感じる中、最後は恒例の「笑顔のまんま」を大熱唱。歌い終わると夜空に花火が打ち上げられ、「皆さんまた第11回沖縄国際映画祭でお会いしましょう!」のゴリの一声により、「島ぜんぶでおーきな祭 第10回沖縄国際映画祭」の幕は降ろされました。